【怖い話】鞄の中に…
この話は私の中学時代の同級生がが昔体験した話です。 もう今から10年以上前の話ですが……。 友人の名前A子と呼びますね。 油絵を描くのが趣味だったA子は、5月の連休中に画材を購入するために電車で隣の市に行こうと、駅のホー…
実話・短編・AI怪談など怖い話まとめブログ
この話は私の中学時代の同級生がが昔体験した話です。 もう今から10年以上前の話ですが……。 友人の名前A子と呼びますね。 油絵を描くのが趣味だったA子は、5月の連休中に画材を購入するために電車で隣の市に行こうと、駅のホー…
先日じーちゃんの葬式が終わって、ひと段落ついたのでつらつらと書き綴っていく。 うちのオヤジの生まれ故郷はとある田舎で、じーちゃんばーちゃんも当時は健在だった。 でもなぜか俺は一度もオヤジの田舎には行ったことがなく、毎年お…
俺が昔、ファミレスのバイト先で知り合った友人はかなりの変わり者だった。 その友人はバイト中にも、客に出す料理をつまみ食いする、隠れて仕事をさぼるといった今で言う“バイトテロ”に近い事をするといった奇行が多かった。プライベ…
高校の頃の友人の話をしようと思う。 私の友達に自称・霊感を持っているという女の子がいた。 仮に玲子(れいこ)と呼んでおこうか。 彼女は周りの級友達からもかなりの変人扱いされていた。それはそうだろう、学校では奇抜な行動が多…
私の子供の頃の体験談だ。 もう数十年も前になる。 あれは、ある種の“呪い”だと言ってもいい。 そして、今でも続いている。 私は子供の頃、田舎に住んでいた。なので、周囲に雑木林や山などに取り囲まれている形だった。 私の家の…
大学一年目のGWごろから僕はあるネット上のフォーラムによく顔を出していた。 地元のオカルト好きが集まる所で、深夜でも常に人がいて結構盛況だった。 梅雨も半ばというころにそこで「降霊実験」をしようという話が持ち上がった。 …
大学2回生の初秋。 サークルの先輩と二人でコンビニに食料を買いに行った、その帰り道。 住宅街の大通りから脇に入る狭い道があり、その手前に差し掛かった時に、軽い耳鳴りに襲われた。 その直後、目の前の道路の上にぼんやりとし…
先日、ある店に入ろうとしたときに自動ドアが開かないということがあった。 さっき出たばかりのドアなのに、戻ろうとすると反応がない。 苦笑して別のドアから回り込んで入った。こういうときはえてして別の目撃者がいない。 あ…
大学三回生の夏だった。 早々にその年の大学における全講義不受講を決めてしまった俺は、バイトのない日には暇を持て余していた。特に意味もなく広辞苑を一ページ目から半分くらいまで読破してしまったほどだ。全部をやりとげない…
大学2回生の春だったと思う。 俺の通っていた大学には大小数十のサークルの部室が入っている3階建てのサークル棟があった。 ここでは学生による、ある程度の自治権が守られ、24時間開放という夢のような空間があった。 24時間と…
大学二回生の夏だった。俺は凶悪な日差しが照りつける中を歩いて学食に向かっていた。 アスファルトが靴の裏に張り付くような感じがする。いくつかのグループが入口のあたりにたむろしているのを横目で見ながらふと立ち止まる。 蝉…
大学1回生の秋だった。 その頃の僕は以前から自分にあった霊感が、じわじわと染み出すようにその領域を広げていく感覚を半ば畏れ、また半ばでは身の震えるような妖しい快感を覚えていた。 霊感はより強いそれに触れることで、まるで共…